アパ三昧

アパホテルのスタンプラリーで日本一周(全都道府県制覇)するブログ

ホテル料金の変動の是非

アパホテルでは日により料金が異なる。

ホテル業界では普通のシステムだが、高い日に泊まると少し損したな~という気にはなる。

 

 

日による価格変動

以下は前回泊ったアパホテル静岡駅北のシングルルーム料金。

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安いときで4000円、高いときで8000円。週末は高く、ゴールデンウィークなど特別な日はもう少し高く設定されている感じ。

 

日(時間)によって値段を変えるのはよくある手で、飛行機、ホテルなどでは一般的。定食屋でもランチとディナーで値段が違うし、スーパーでは売れ残った刺身は半額になる。

需要と供給によって値段が変わる、人気のある日は高く、というのは自由主義経済では当たり前の話なので、特にホテル業界では一般的な話で、異論はない。

自分がお金を払う立場だと損した気分になるが、お金をもらう立場、例えば「休日出勤の追加手当」「年末年始勤務にバイト代金2倍」などについて、文句を言う人はいないだろう。

ただ、今の1泊4~5千円のシティールームの部屋が1泊2万円とかだと、うーん、損だなぁ~足元みやがって~という気にはなるかもしれない。

 

↓アパ会長本(逆境こそ光輝ある機会なり) P102 価格変動についての考え

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 ↓付近のホテルの価格も調べ値段を設定している

https://president.jp/articles/-/10829?page=2

アパホテルではネットに強い人間が支配人になる。出張族は宿泊先をネットで予約します。ネットを使えば近隣で1番安いホテルはすぐにわかる時代ですから、うちは近隣のライバルを調べ、そこより100円でも安い料金設定でネットに掲載する ... 料金の上限は私が考えますが、あとは現場の判断、支配人の力量次第になります

 

上限は正規料金の1.8倍

なおアパホテルの場合、変動の上限を設定しており、上限は正規料金の1.8倍らしい。 ホームページの「料金表」で確認できる。静岡駅北の場合、シングルルームで15000円、1.8倍だと27000円が上限ぽい。

稼働率に単価を掛け合わせたRevPAR(レブパー)という指標...
表示価格(正規料金)の1.8倍を基準に上限を設定しています。支配人が判断しますが1.8倍は超えてはいけない。一方で下限ルールはありませんから極端に言えば1泊1000円でも設定が可能です。
 結果としてうちの稼働率はほぼ100%です。稼働率が高い日は高く売り、稼働率の低い日は安く売るからいつも100%になるんです。

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料金を固定しているホテルもある

ホテルの客室料金は需要予測により売値を変えるが、一方、世の中で売られている多くのモノ、サービスは値段を日によって変えたりはしない。バスや電車の運賃や、定食屋のランチ、コンビニのお菓子の値段が、イチイチ変動してたら、それはそれで面倒くさいと思う。

また、ホテルでも東横インなど、値段を変えずに固定の料金にしているところもある。

日々料金を変動させることはいたしません。見るタイミングによって同じ日・同じ部屋の料金が毎回変わるのはお客様の安心感を損なうことになる、そう私たちは考えます。料金の変動が少ないこと=お客様の安心感に繋がるものと確信しています
“困ったときはお互い様”という日本人の感覚、商慣習からアレルギーがあるのも事実だ。ホテルも商売、稼げる時にはさらに稼ごうとするのは当然という一方で、ハードやサービスのクオリティに見合った料金設定を堅持するホテルも際だっている。
 

缶ジュースの値段

ホテルの客室料金の話から少し話が変わるが、

客単価を上げるために宿泊料金以外で割高な料金を取ろうとする試みは、個人的には好きではない。例えばホテル内の缶ジュース。ホテルの外では一本100円のジュースが、あるホテルの自販機では200円で売られてたりする。100歩譲ってホテルのレストランで缶ジュースを注いだだけのジュースが500円だったり1000円なのは雰囲気、場所代ということでよいとしよう。だが、自販機や冷蔵庫に入れてるジュースが不当に高いのはいい気はしない。山の山頂の自販機でジュースが高いのはなんとなく納得できるが、ホテル内の自販機のジュースが高いのは一体どういうことなんだろうと思う。

 ホテルなら缶ジュースが高い場合は、近所のコンビニに行けばいいが、映画館や遊園地などに至っては、飲食物の持ち込み禁止などというマイルールを客に強要して客単価を上げているところが多い。 アパホテルは、このような飲食物などのオプションで客単価を(それほど)上げようとせず、宿泊料金という本業に注力しているのがよい(メインターゲットがビジネスマンだから、ビジネスホテルとリゾートホテルの違いかな?) 

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